母のこと~7月の帰省(続き)

実家の風景

以前から母に何度も聞かれたので紙に書いておきました
その後も何度も聞くので自分でも愛用の手帳に書いてもらいました。
それでも、聞くんだよな~。

・郵便局と銀行はひとりではいかない。通帳記入はしなくてもいい。
・〇〇銀行は解約した。
・〇月に満期になる保険の手続きは済んでいる。継続はできない。

前回も兄とも約束したのに、2日おきくらいに郵便局に行っている
通帳の中を見ると”入金したり出金したり”を繰り返しているようです。
残金を確認すると 手元に持つには多すぎるので
5万ずつ2枚の封筒に分けて、いつものポーチにいれて説明して渡しました。
ほかは一緒に郵便局に行って入金しました。

その日の夜中、突然起こされました。
「母さんの郵便局の通帳を預かってない?」
いつも持ち出しているカバンを調べたけど はいっていません。
夕方に母が通帳を見ていたので家の中にあるはずです。
探してみると、母が通帳を見ていた時に座っているソファーの横に挟まっていました。
あってよかった・・ほっ・・。

また、ポーチの中を調べると2枚の封筒は空っぽになっていました
母に聞いても そんなことは全く覚えていませんでした。
5万は財布から見つかりましたが残りが見つかりません。
それからもいろんな場所を探しましたが やっぱりない。
さすがに夜中はきついので諦めました。

「お金の管理ができないって、やっぱり一人暮らしは無理でしょ?」と言っても
「あんなボケ老人のいるところには行きたくない」って
「牢屋みたいなところには行きたくない。自由がない。自宅で死にたい」
生活に不安はあるはずなのに、強気な態度は変わってないんです。

翌日も探しましたが・・出てきません。
もちろん、そんなことがあったことは母は既に覚えていません
いいんだか悪いんだか!!
タイムリミットです。探すのを諦めました。

この日は自宅に帰る日ですが、けっこう雨が降っていました。 
集中豪雨の時間帯もあったみたいで
「駅まで送る」と言った母を断ってよかったです。
別れるときには寂しそうな顔はしていましたが仕方ないですね。

その翌日の夜、電話がかかってきて
「保険の手続きはするんかね?」って・・も~うエンドレス
自分の書いたメモを見てもらいました。
まだまだ続くんだろうなあ・・しんど

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