母のこと~10月の帰省1

10月の帰省

10月の連休に帰省しました。
冬ふとんや冬の洋服を持っていくのが主な目的ですが母の様子も気になります。
電話では認知症の症状が進んでいる気がしたからです。

山口に着いてさっそくニトリに蓋つきのカップを買いに行きました。
プレゼント仕様にしてもらって母へのプレゼントを用意しました。
この日は母の誕生日だったんです。
ケーキを用意しようかとかいろいろ思いましたが施設での3食で充分間に合っていて
邪魔にすることになりかねないので食べ物はやめることにしました。

施設に着いて、母に会う前に施設のスタッフと話しました。
母はデイサービスに行っているので部屋にはいません。
「部屋に入られると少し驚かれるかもしれません」
入ると飾り気のない部屋になっていました。
クローゼットにかかっていた服も1着もなくてがらんとしていて
毎日、家に帰る用意をしているので飾っていた写真なども片づけてるそうです。
私がおくった花かざりもカバンの中でした。
「家に帰ることを言いに来られるのですが違う話題にしたり話をそらしています。
今は通帳のことが気になっているようでメモなどを見て
ここに書いてあるねって”兄が預かっていること”を確認したりしています」
服は「自分ひとりで選ぶのは難しいのでスタッフと一緒に選んでいます
洗濯は「デイサービス利用時に着替えたものを入れてもらう箱を用意して洗濯しています。
着替えたものを部屋の持って帰ると自宅に持って帰るつもりで引き出しの中にいれてしまうからです」
「引き出しもスタッフが定期的に整理をしています。整理整頓も難しいですね」

「デイサービスは火木土ですが事務所に来られたら受け入れています」
月22日くらい利用しているようです。
デイサービスは週2日くらいは休んでいる計算ですよね(笑)
楽しんでいるのならそれでいいのですが、曜日の感覚もないんでしょう。

スタッフに私は母とどう接したらいいのか困っている旨を話しました。
「私たちは仕事なのでできますがご家族は心の負担が大きいと思います。
自分のおじいさんを介護したことがありますが仕事のように割り切れませんでした。
なかなかスタッフだけではうまくいかなくてご家族に頻繁に電話されたりして
ご家族に負担をかけることになり申し訳ないです。
でも、電話がある事で落ち着いてるところもあります。
馴染みだった喫茶店に連れて行ったりとかお店に買い物に行ったりなど
気を紛らわせるために外出を試してみたいと思いますがいいですか」
「よろしくお願いします。喜ぶと思いますので月1回でも連れてってもらえますか」
ここのスタッフが頑張ってくれるので安心できます。
これからもうまくやっていってもらうことを期待しています。

部屋の整理をして花も手の届かない位置の壁に飾りました。
ある程度、しまってあったものもだして整頓しました。

母がスタッフに連れられて帰ってきました。
髪が短くなっていて ちょっとおじさんポイ感じになってる。
顔は少しふっくらしたかな。
「誕生日おめでとう」っていろんなスタッフに言ってもらった。
よく知ってるね・・って。
姉から届いたプレゼントと私からのものも渡しました。
喜んでくれました。

落ちついてきたら「母さん明日帰ろうと思ってる」って、いつもの電話のやり取りをして
「じゃあ そろそろ帰るね」っていうと
「お茶でも飲もうや」って。
「お母さんはデイサービスで用意されてるから友達と飲んだらいいよ」
施設の入り口まで送ってくれてスタッフとともに中に入って行きました。

駐車場を出て、5分もたたないうちに電話がかかってきて
「〇〇(実家の地名)に泊まるの?お母さんも帰ろうかね」
神戸に帰ってるよ」って話しました。
きっとそういうだろうと思っていました。
あっさりと電話をきってくれて翌々日、神戸に帰るまで電話はありませんでした。

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