
歌舞伎観戦の後は京都五条のホテルまで歩いて行きました。
夜8時前後・・行きかうのはトランクを持った外国人ばかりです。
まあ、そうかな(笑)
この日は運よく風がいい感じで吹いていて心地いいお散歩になりました。
秋の気配を感じます。感謝。
ベッセルホテル京都五条
泊まったホテルはベッセルホテル京都五条です。
京都駅からも近いので翌日のことも考えてここを選びました。
サウナつきの大浴場があるのも選んだポイントです。
東広島、福山と利用しましたがホテル内は清潔ですっきりした感じで
お部屋のベットがセミダブルです。
朝食は地元の特色を出したものを提供してくれるので楽しみでした。
漬物や各種おばんざい・・やっぱ美味しかったぁ。
もなかを自分で中身をいれて作れるデザートも面白かったです!
東本願寺と西本願寺
翌日は、ホテルから歩いて10分で行ける東本願寺と西本願寺と訪れました。
東本願寺(真宗本廟)は、東本願寺派の総本山で「真宗大谷派」
西本願寺(龍谷山本願寺)は、西本願寺派の総本山で「浄土真宗本願寺派」
京都では、それぞれ”お東さん” ”お西さん”と呼ばれて親しまれています。
東本願寺も西本願寺も宗祖である親鸞聖人をお祀りする浄土真宗の寺院です。
浄土真宗は、浄土宗の開祖親鸞聖人の教えを弟子が宗教として独立させました。
浄土真宗の教え
浄土真宗の教えの特徴は阿弥陀如来を信じ感謝の心をこめて念仏を唱えれば、
誰でも仏になれるという考え方です。
自力で頑張って修行などを積むことにより極楽浄土へ往生しようとするのとは違います。
誰でもうけいれてくれるんです。
それに、浄土真宗には「肉を食べてはいけない」とか自らを律する戒めがありません。
ひたすら、阿弥陀如来を信じることが求められます。
阿弥陀如来の力があれば極楽浄土へ行けるということです。
ここには、御朱印やお札・お守りがありません。
お守りのご利益に頼ったり、目先の良し悪しに囚われたりするのではなく
阿弥陀如来はどんな時でも人を見捨てることのないので
”阿弥陀如来を信じて生きよ”との教えをあらわしたものです。
東本願寺と西本願寺が分かれた理由
戦国時代末期、織田信長と当時の石山本願寺の争いの中で
信長と和睦するか、徹底抗戦するかで意見が対立しました。
和睦した顕如は豊臣秀吉から七条堀川に土地の寄進を受けて御影堂と阿弥陀堂を建築しました。
これが現在の西本願寺です。
一方、徹底抗戦を主張した教如は徳川家康より七条烏丸に寺の寄進を受けました。
これが現在の東本願寺です。
こうして、石山合戦における対立が跡継ぎ問題と絡んで、
徳川家康の時代に本願寺は真宗大谷派(東)と浄土真宗本願寺派(西)に分かれました。
西本願寺と東本願寺の違い
お東さんもお西さんも同じ浄土真宗の教えに則っていますが、
親鸞聖人の命日に行われる法要を行う日や、阿弥陀堂と御影堂の位置なども違います。
お経の詠み方や数珠のかけ方、仏壇などにも違いがあります。
念仏を唱える際に、お東さんでは「なむあみだぶつ」と読みますが、
お西さんでは「なもあみだぶつ」と読みます。
お経を詠みあげる時の音程なども違いがあるようです。
数珠のかけ方はお東さんでは、房の部分を上にして持ち、房は左手側に垂らします。
お西さんでは、房が下にくるようにして、親指で上を軽く押さえます。
仏壇は、東さんは柱が黒塗りでお西さんでは柱が金箔で加工されています。
仏具などもいろいろと違っているようです。
違う歩みを始めたのですから、統一できないのは当たり前ですね。
うちは浄土真宗本願寺派なのでお西さんのものはわかります。
どちらも訪れると・・
敷地が広く、阿弥陀堂、御影堂も大きくて天井が高くて歴史をずっしりと感じる建物でした。
阿弥陀堂は阿弥陀如来の木像、法然聖人と聖徳太子の影像を安置しています。
御影堂は親鸞聖人の木像を安置しています。
重要文化財に指定されています・・日本の宝ですね。
お西さんで説法も少しだけ聞けました。
お西さんのほうがカラフルですがどちらの唐門も素晴らしいです。
西本願寺では境内案内ツアーも毎日行われています。
10:00~/ 11:30~/ 13:45~/ 15:30~ 30分くらいです。
申し込みも参加費もいりません。
ゆっくりしたかったな
もう少しゆっくりと行きたかったなって印象です。
心落ち着ける場所です。
また訪れたいですね。
歩き疲れたので喫茶店で3時のおやつをいただきました。
ハロウィンのくまさん可愛いね。
美味しかったです・・ご褒美です(笑)
帰りは梅小路京都西駅から京都駅に向かいました。
この駅は2019年に3月に開業されたとか・・新駅です。
京都らしい名前で素敵。

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