母のこと～新しいデイサービス

新しいデイサービスセンターから電話がありました。
母の体調は万全とはいえませんが、
あまり時間を空けるのもよくないので行ってもらうことにしました。
「母には説明しますが電話した時にもしかしたら断るかもしれません。
『娘から依頼いただいてるので・・とか、Kさんとお約束していましたよね』
と言って行くように促してください」とお願いしました。
Kさんは以前ここの施設の見学をしたときに会った旧友です。

母に電話して新しいデイサービスの話をすると納得しました。
電話を切って３０分くらいたつと母から電話がかかってきて
「やっぱりまだ施設には入りたくない。自由が利かないから」って
「施設にはいるわけじゃないのよ。デイサービスだから夕方には家に帰るし
Kさんに会って楽しんでお風呂にはいってきたらいいのよ」
「ああそうだったね。Kさんも寂しいだろうからお見舞いしてこようかね」
ってことで納得してくれました。

前日に母から電話がありました。
「さっきデイサービスから電話があったけど面倒だから断ろうかね」
「Kさんががっかりするよ。あんなに楽しみにしていたのに・・。
車で迎えに来てくれるから乗るだけだよ。Kさんと話してきたら？
あそこのデイサービスはランチも美味しいらしいよ。お菓子も贅沢だって。
お風呂に入ってKさんと話して楽しんできたら？」
と言うと納得してくれました。

当日の６時くらいに母にアレクサで連絡しました。
「今、帰ってきたところよ。疲れた・・」って。
「お風呂にもはいれた？」っと聞くと「入れたよ」
「今日はIさんに会った。お店をしていたIさん覚えてる？」
私も知っている人でした。
「Iさんが懐かしがってずっと私から離れなくてトイレまでついてくるから・・
やれやれ。Kさんも私と話をしたいのに離してくれなくて困ったわ」って。
とても嬉しそうな笑顔で・・張りのある声で話していました。
ランチもお菓子も美味しかったし全部食べたそうです。

「よかったね。また来週も行ってKさんとも話してきたらいいね。
週二回デイサービスでお風呂に入れるからちょうどいいね」
知ってる人がいて社交的な母には安心感があったのだと思います。
行ってくれることになりました。
さっそくケアマネさんに電話してその旨お願いしました。

来週も行ってくれるかな・・また来週も連絡しないと・・（笑）
認知症ってとても不便な病気です。
話した端から忘れていくのだから・・不安でしょうね。
ほぼイチからの始まりで・・何を覚えているのかもわからない。
思い込みも勘違いもたくさんあってややこしい。
私も振り回されていますが、うまく付き合うしかないっと割り切って。

来週も楽しんでくれたらいいな。