神戸市立王子動物園にはジャイアントパンダがいます。
「タンタン(旦旦)」現在２８歳、人間なら80歳くらいだそうです。
2000年7月に中国・四川省からオスの「コウコウ(興興)」と一緒にやってきました。
タンタンは座って食事する上品な姿から「神戸のお嬢さん」というニックネームもあります。
2008年赤ちゃんを産みましたが栄養失調で４日で亡くなってしまいました。
手足の短いタンタンは子育てが難しかったようです。
その後まもなく、コウコウも急死しました。
それから、ひとりで神戸で暮らしています。
タンタンは現在は公開されていません。
心臓病を患っているのがわかってストレスを減らすためにパンダ舎の前にシートが張られました。
食事をとらなくなって命の危険にさらされたこともあるようです。
飼育員さんの努力と試行錯誤で何とか持ち直しましたが
飼育員さんは毎日「息してるかな？」って不安な気持ちで確認しているそうです。
現在は食事もするし安定しているようですが
”今日が最後になるかもしれない”という気持ちは常にあると言っていました。
病気だし、なんたって高齢・・なにがあってもおかしくない。
タンタンのファンは会えなくても、日々訪れています。
パンダ舎のテントの前で写真を撮る人も多数いるとか。
2023年の誕生日には開園前に150人の列ができていました。
飼育員さんはタンタンの糞を使って育てたひまわりの種を配ったそうです。
もらったファンはとても喜んでいましたね。
タンタンには中国に姉と兄がいるそうです。
３２歳と３０歳・・さらに高齢になりますがとても元気そうでした。
さすが本場すごいですね～！
タンタンは中国に返還される予定です。
日程はまだ決まっていませんが・・のんびり神戸で過ごしてほしいです。
タンタンは”神戸の宝”ですものね。
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