今年のお盆も車で帰省しました。
休憩多めでのんびりゆっくりの旅です。
母には1週間前に電話をして話していましたが
帰省するまでに3回、「いまどこにいるの?」って電話がかかってきました。
帰ってきてる途中だと思ってしまうようです。
今回はお昼くらいに着いたので夕方を待ってお墓参りに行きました。
気温が全然違うので大正解でした。
いつもの強い風も体感温度を下げてくれるのでよかったです。
いつもの病院
翌日はいつもの病院に付き添いました。
ヘルパーさんに何度か付き添ってもらいましたが、
どうしても待ち合わせができないようで
私が当日の朝に電話して確認していますが指定時間のバスに乗ることができません。
待ち合わせを忘れて午前中のバスに乗ってひとりで受診して帰ってきてしまう。
”薬がないと思いこみ”前触れもなくひとりで受診することもありました。
母は今の自分の体調を何も言うことはできません。
薬ももらって帰らなかったことも何度かあります。
それで今回は私の帰省に合わせて受診を決めました。
私が同行すると受診カードも自分で入れずに私に渡す甘えっぷりでした。
受診の段取りは私よりも知っているはずなのに・・。
血圧を測ってから内診に呼ばれ
ひととおり先生に最近の状態を聞かれて私が答えました。
質問が終わって落ち着いた頃を見計らって私が先生に聞きました。
「母は最近、5分前のことも忘れるしひとり暮らしは難しい気がしますがどうですか?」
先生は、
「それは私が言う事ではなく身内の方が決めてください。
ケアマネさんに相談してもらうとか。でも、そろそろですね」
母は何のリアクションもコメントもしませんでした。
診察室をでて会計を待つ間に
「先生の言ってたこと聞いた?」
「なにが?ぼおーっとして聞いてなかった」
ひととおりの先ほどのやりとりを言って聞かせると
「医者がよけいなお世話!」っと毒ずきました。・・・ほんと疲れる(笑)
施設見学
お昼をそのまま外食して予約していた施設に向かいました。
母に施設の見学に今から行くからと言うと「ええっちゃ(必要ない)」って。
「見学するだけだから・・見ておいても損じゃないでしょ」っと言いふくめて施設に入りました。
家から15分くらいの場所で外から見ても新しくてきれいな施設でした。
施設長が開いている部屋など施設内の見学をさせてくれて
利用者は毎日デイサービスに行っているらしく がら~んとしていました。
食堂で詳しい説明を受けると 母は、
「入る気はない。必要ない。食事も自分でつくっている。不自由はない!」って力説していました。
一番多いのは90歳代で一番年上は103歳とのことです。
年齢的には適齢期なんですが・・・。
帰ってからも「絶対にあんな牢屋みたいなところには入りたくない」と繰り返しました。
「檻がありましたか?鉄格子がはまってた?外には簡単には出れないつくりだった?」
「そんなことはないけど 母さんは はいらない!」の一点張り。
「すぐにはいれと言っているわけでもないし無理やりいれることはしないよ。
ただ火事をだしたり病院に入院することになったらひとり暮らしはできないからね」
っという話で今回もとどまることにしました。
(続く・・)
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