娘のトリセツ~黒川伊保子

この本は娘のいるお父さんに向けて書かれたものです。
娘をどう扱ったらいいか、どう理解したらいいか が
黒川さんのお父さんの想い出とともに書いてあります。
それにしても、黒川さんのお父さんは素敵な尊敬できる父親です。

思春期の娘はなにかとお父さんがうざったい。
生殖ホルモンが過剰に分泌するこの時期、お父さんの臭さを敏感に感じるもの。
自分に近いHLA遺伝子には魅力を感じないので仕方ないそうです。

うざい父親にならないためには、
・娘を無条件で愛する・・ほかの誰かより優れてなくても、君のままでいい。
妻ファーストを貫く・・家族が仲良しであることが幸せだと感じさせる。
・いきなりの5W1Hの質問を避ける
  それなに?、今日は何をしてた?、学校はどう?、どこに行くの?、何時に帰る?
  どうして宿題をやらないの?・・なんて質問の事です。
・娘との会話は「心の対話」をしましょう。
  気づいたこと(かわいいとか)を話し、感情体験(悲しい、うれしいなど)を話し
  共感して新たな気づきや安心感で着地する。
自分の話をする・・弱音をはく、相談する、頼りにする。
こういったことが理由とともにとてもわかりやすく書いてあります。

この本のなかでも一番私が心にとめておきたいと思ったことは、
「叱ったり怒ったりするよりも悲しそうな顔で絶句する」ということ。
父親の悲しむ顔はやはり辛いんでしょう。
親にはがっかりさせたくないって気持ちはあるでしょうし。
また、娘が父親に暴言を吐いたときは母親が「悲しいこと」を娘に伝えましょう。

「なんのために勉強するか」という答えも書いてありました。
これなら納得してくれそうな気がします。
もちろん、私も納得しました。

「こうなりたいを目標にしてはいけない。こうしたいを目標にしましょう」
こうなりたい・・素敵な1番の自分でなくてはならない
こうしたい・・失敗してもがっかりしない。まだまだ頑張らなくては!と思える。
他人の評価ではなく自分自身の評価になる。
みんなの一番より自分の中の一番(成功)であることが満足感が高いと思いました。

娘の事ばかりではなく、ほかにもいろいろと納得できるノウハウがあります。
この本を時々読み返して復習したいですね。
娘にもプレゼントしようかな(笑)

コメント

タイトルとURLをコピーしました