最近は、母にほぼ毎日電話しています。
それでも、1日電話しないと「久しぶりじゃね」っと言われます(笑)
今日の天気の話やデイサービスの話が主なことですが
たいたい機嫌のいい声で話してくれていました。
ただ、母は自分の病状が全く理解できていません。
トイレに行っただけで肩で息をしていることも 長くは歩けないことも
何の薬を飲んでいるのか、なぜ病院に行っているのか
もちろん一人で暮らせないこともわかっていません。
今日は兄がゴミを捨てに行っている間に庭に出ていました。
兄が帰ってきたときに母がいなかったのであわてて探したそうです。
庭の奥の見えにくいところに榊が生えていて
そこで尻もちをついたまま動けなくなっていました。
「出て行く時は声をかけて」って言っているのに それができないのです。
「神棚に供える榊をとりにいっただけじゃけー」って。
以前のように、何でもひとりでできると思っています。
そのことで、兄と口論になったようです。
「兄ちゃんに帰るように言って」って泣きながら電話がかかってきました。
「ひとりで暮らせる」「ご飯は1食くらい抜いても大丈夫だから」
「デイサービスにも行かない。一日中ベットに寝ているのが一番楽しい」
「人には会いたくない」「ほっといて!」「誰の世話にもなりたくない」
興奮気味に今までも何度か聞いたフレーズです。
「兄ちゃんは心配してお母さんの世話してるんだから”帰って”なんて言えない」
って言って、兄に電話を替わってもらいました。
「こんな状態じゃ何を言っても、うまくいかないからほかの部屋にすぐ逃げて!」
しばらくして防犯カメラを確認すると、母は寝ていました。
きっと明日はこのことを忘れてデイサービスに行くんでしょう。
日々、いろんなことを忘れていっています。
自分の親しくしていた友人が亡くなったことも、さっき尻もちをついたことも
被害妄想もはいってきて 兄がかなりまいっています。
介護は難しいです。
家族のストレスも本人のストレスもはかりしれません。
離れている私のできることは大してない事がもどかしいです。
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