母のこと~さようなら お母さん5・お礼参り

お礼参り

11時、お寺にお礼参りに行きました。
四十九日の法要までお骨を預かってもらい、7日ごとに供養をおこなってもらいます。
位牌と骨壺、写真、お花を預けました。
さっそく読経をあげてもらってから今後の日程を決めていきました。
初七日はしてもらったので四十九日初盆です。
お寺さんも忙しいので早めに決めておかないと希望の日にちが埋まってしまいます。

四十九日(納骨)は兄夫婦と私たちとが立ち会える日にちで、
初盆はお盆あたりでみんなが揃いやすい日にちに決めました。
お寺さんにお礼をお渡して少しお話しした後、父の墓参りをして報告しました。

まだ、会えていないと思うので・・先に逝った兄にも伝えておいてもらわないとね。
「もうすぐ母が行くからね。 40年分の話をもってるから聞いてあげてね」

馴染みの喫茶店へ

お昼は母の馴染みの喫茶店にお花をもって行きました。
母が昔からよく行っていた喫茶店です。
もう半世紀くらいのおつきあいになるんじゃないかと。
事前に母が亡くなったことは電話でお知らせしていたので
驚かれることはありませんでしたが、いつも笑顔の明るいママが涙されました。
そして持って行った花を母が作った花瓶にいけてくれました。
ランチをいただいてお支払いをしようとしたときに手を押し出されて
4人分もなんだか申し訳ありませんでしたが、ママの気持ちをいただくことにしました。
『いままで母が長い間お世話になりました。ありがとうございました』

施設へ

母が暮らしていた施設に行きました。
母が9ヶ月くらいお世話になったところです。
施設長さんと手続きなどお話しした後、部屋の荷物を引き取りに行きました。
机やTVなど大きいものはそれくらいであとは5段の収納ボックスと布団類。
私がもっていった見覚えのあるものばかりです。
棚と物干しハンガーは施設に寄付することになりました。
車2台で十分入る量です。
もうここに来ることはないんだと思うと現実が押し寄せて悲しくなります。
コロナの時、駐車場から2Fの母の部屋を見上げて電話で話したことも思い出されます。

病院に付き添ったりデイサービスの送り迎えをしてくれたスタッフにお礼を言いました。
母がとっても気に入っていた看護士さんです。

施設のスタッフのみなさんも優しくしてくれてありがとうございました。

帰神

翌日、実家を片づけてた後、神戸に帰りました。
娘と赤ちゃんは神戸に一泊して関東に戻りました。
長いような短いような気ぜわしい日々でしたね。

母のことをしみじみと悲しむ暇はありませんでした。
次から次に決めなくてはならなかったり動かないといけなかったり。
今も気持ちがどこにいっているのかわかりません。

ただ、母の喜びそうなものを探したり季節を楽しめる服を用意したり
どうしてるかな?そろそろ電話しようかなっとか思わなくていいんだって。
孫の写真のプリントアウトもいらない。手紙も書かない。
心のどこかがばっさりと削除されたような感覚です。

このブログに書くことができて整理され心が昇華されている気もします。
読んでいただいてありがとうございます。

あなたの今後の参考になれば幸いです。

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