
母の一周忌の法要を山口県にある母のゆかりのお寺で行いました。
実家は既に手放しているので、お寺での法要になりました。
気持ちの上ではもう1年たったんだなぁって印象です。
母が病院でなくなったのは4月の桜が満開の時でした。
入院していた病室からは見えませんでしたが車で葬儀場に向かう時に見れたかな。
私が母の訃報を受けて車で向かい病院に着いたのは朝でした。
風もすがすがしくて桜の美しい風景に感動した覚えがあります。
心がなんだか穏やかになりました。
今回もお寺に向かう道沿いに桜が咲いていました。
故郷に優しく迎えられたような気がします・・いい季節です。
まずは、お墓参りをするので坂をあがりました。
年末ぶりなのでやっぱり草が生えています。
墓周りをきれいにして兄と一緒に拝みました。
「帰ってきたよ」
その後、法要は静かにつつがなくすんでお説教を聞きました。
法要の後わかりやすい言葉で関連のお話をしてくれます。
うちの宗教は浄土真宗です。
ある檀家さんのお話でした。
おかあさんが檀家でお寺に熱心に関わっておられたそうです。
おかあさんがいつも口にしてた言葉で「私には帰るところがあるから・・」って。
帰るところ・・とは極楽浄土のことだと思われます。
浄土真宗は亡くなると誰でも極楽浄土に行けるという考え方です。
おかあさんが亡くなった時に娘さんがその言葉を思い出したそうです。
でも、「帰るというのはおかしい気がする」とおっしゃったとか。
帰るというのは一度行った場所だから帰るってことになるんじゃないか。
「極楽浄土は行ったことのない場所で・・帰るっておかしくないですか??」って。
お寺さんは、
「たとえば都会に住んでいる自分が地方の両親の住む家に行く・・帰省するときに
実家に帰るっという表現をします。
たとえ両親が自分が育ったうちを離れて新居に移って自分が行ったことのない場所であっても
実家に帰る(帰省する)って言いますよね。
帰るというのは場所を意味するのではなく人を意味する言葉ではありませんか」
「極楽浄土にはすでに両親やみんながいる場所です。
ですから、亡くなると極楽浄土(両親のもと)に帰るということを
おかあさんはおっしゃったのではありませんか」と話されたそうです。
亡くなったら帰る場所があるから安心して日々過ごしなさい。
後々、おかあさんにも会えますよ。
いい縁を大事にしていきましょう・・っとお寺さんが静かに話されました。
心にストンと入ってくる気持ちに寄り添ったお説教でした。
ありがとうございました。
心が少し軽くなった気がします。



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