映画『ある男』

「愛したはずの夫はまったくの別人でした」
再婚した夫との間に娘も生まれ、4人で幸せな家庭を過ごしていた。
その夫が不慮の事故で亡くなってしまう。
訪れた兄に遺影を見て 弟ではないといわれてしまう。
愛した夫は名前もわからないまったくの別人だった。
その男は一体だれだったのか。なぜ、別人として生きたのか?

ある男」の原作者は平野啓一郎です。
この映画のサブタイトルにひかれて見ました。
主演は弁護士役の妻夫木聡、ある男は窪田正孝、妻は安藤サクラ。
安藤サクラが、変に染まっていなくて透明感がすごくてひきこまれる。
窪田正孝も陰のある不幸感たっぷりの役がはまっていた。

話が進んでいくと、ある男の素性も事情もわかってくる。
解明していく弁護士もみている私も複雑な気持ちになってくる。
面白い映画でした。

いろいろあった妻も夫ももう少し長い間 この幸せに浸らせてあげたかったなって思う。
片隅でひっそり純朴にいきている家庭に突然の事故はかわいそうだったな。
人生に何があるかはわからないけど せつない。

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